ユエスレオネ共産党

ユエスレオネ共産党は、phil.2002年から2004年まで存在したユエスレオネの武装組織、政党。ショレゼスコによって解散されユエスレオネ社会党へと再構成された。本部はトレディーナに置かれていた。

沿革

成立とユエスレオネ内戦

社会主義や共産主義に対する弾圧のなかで逮捕されずに残ったユエスレオネ人民解放戦線のメンバーたちがターフ・ヴィール・イェスカによってまとめられる形でphil.2002年3月に設立された。諸地域からの支持を順調に伸ばしていたが、シェユ政府らを攻撃したことで非合法組織に指定されたことで宣伝局長のアレス・デュイネル・エレンは「革命抗戦・愛国統一・階級解放」を掲げて武力革命を推進したため、同月15日にユエスレオネ内戦が始まった。

イェスカは工作員を用いた破壊活動を推進していたが、工作員がフェーユで捕まったことによって共産党の目的が明らかになってしまったことを受けて、「ユエスレオネ社会主義連邦暫定政府」の建国を5月18日に宣言する。5月21日にシェユ軍の一部から反乱がおこったことでシェユ政府らの政府としての機能は失われ、各政府の降伏を経て12月10日イェスカは、最大行政単位であるシェユを連邦化してフェーユ北に首都を置き、ユエスレオネ連邦が成立した。

イェスカと共産党独裁

ユエスレオネ連邦憲法がphil.2003年1月3日に公布されるとユエスレオネは共産党による一党独裁が行われるようになり、反革命の防止のための特別警察の設置や言論に対する検閲、計画経済や保護貿易などが政策として行われた。特別警察は反革命主義者をみつけるための密告を推奨しており、気に入らない人間を政治犯として投獄しようとするものが後を絶たなかった。これらの構造改革は首相となっていたイェスカにより精力的に主導されていたが、これに異を唱えるものも少なくなく、共産党指導部がデュインでの共同絶交行為^[何？]を人権問題であると非難しイェスカが粛清実行をちらつかせるといった出来事も見られた。

ショレゼスコ

革命の国制改革に伴う弊害は初期には問題視されなかったものの、翌2004年には無視できないものとなっており党全体をあげての改革が行われた。経済や政治における自由主義の導入や貨幣改革が主な内容であり、共産党も解散される。また、これに伴って起きた経済危機(ショレゼスコ危機)によって失業者が大量発生し、社会党の支持率は急落、イェスカは6月16日のパレードでxelken.valtoalの構成員に射殺されることとなった。

ファールリューディア宣言

詳細は「ファールリューディア宣言」を参照

ファールリューディア宣言は、共産党の結成以前のphil.2002年1月7日にイェスカとエレンによって起草されていたものであったが、結党後に共産党の綱領として採用されて国家主義、労働者の保護、階級主義者の排除といった共産党の政治の基本となった。

主張・政策

イェスカはナショナリズムの高まりによる少数言語の迫害を目の当たりにした自らの経験から多言語政策を掲げたが、イェスカ自身はユエスレオネにおける行政言語政策と教育言語政策に関する政治を推進するよりはむしろ主に社会悪の排除に全力を振るっていた。また、この時期の政策を指して第一次社会主義と呼ぶことがある。

修正人民民主主義

共産党議会と人民議会を分け最終決定機関を共産党議会とする政治体制。ショレゼスコで間接民主制に替えられた。

労働点数制

人民一人一人の労働に対して雇用主である国家が点数をつけ、ノルマに達しなかったものに強制労働を課すというもの。一ヶ月ごとに配給される普通通貨を利用して労働点数を売買することができ、消費しなかった分は普通通貨は消滅した。ショレゼスコで市場経済とレジュが導入されたことにより廃止。

一国社会主義

「他国の革命は他国の決断により成立する」という考え方のもと、他国の社会主義化勢力への援助を行う。ハタ王国に対しては、まず外務大臣であったアレス・シュカジューがスカルムレイ専制から半民主制への移行を持ちかけて条約を結び国交を樹立したが、この条約は無断で結ばれたものだったためイェスカはシュカジューを罷免・党から除名し、共産党員のレシェール・エナフィスを後任に据える。レシェールは武力による専制の転覆を画策していたがイェスカに認められず、使節としてハタ王国に派遣され、王国議会を設立させることで外交による無血革命実現し、また、王国内の社会主義同志を集結・指導してハタ共産党を設立した。他にも、国際的な社会主義機関である国際蒼色機関をphil.2004年に設立している。

特別警察制

人民と国家を守るための組織を国家の下に置かないという体制。ショレゼスコ後の特別警察は総務省の統制下で防諜や特殊部隊、災害対策などの役割を果たしている。